犬のしつけはなぜ必要なのか
犬の習性からくる行動の中には、一緒に暮らすときに人にとっては困るものがあります。例えば、知らない人が家に入ってきたら吠える、あるいは部屋中におしっこをひっかけるマーキングという、なわばりの印をつける行動もします。犬にとっては普通のことでも、これらの、「吠える」や「マーキング」の行動は、人にとっては迷惑です。
犬は教えると学習する動物です。なので一緒に暮らすときに、人が困る行動はやめるよう教えることができるのです。それが「しつける」ということです。
外に出たときも、他の人たちに迷惑をかけないことや、犬たちが危険な目に遭わないように、飼い主さんがしっかりとコントロールできるようにトレーニングすることがとても大切なのです。
よくあるお悩み
落ち着きがない | 子犬のうちは落ち着きがないのが普通です。ですが、子犬のころから上手に慣らしてあげると、怖がったり、嫌がったりしないようにすることができます。愛犬の健康のためにも、飼い主さんの努力が大切です。自分で上手に教えることができない場合には、できるだけ早い時期にトレーナーにご相談ください。 |
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甘噛み | 子犬はみんな甘噛みをします。甘噛みは遊びたい気持ちの表れなので悪いことではありませんが、加減を教えることが大切です。 |
トイレの失敗 | トイレで成功したら、必ずおやつを与えるようにすると覚えます。根気よく続けることが大切です。 |
飛びつき | 悪いことではありませんが、やめさせたい場合には、しっかりとおすわりを教えましょう。 |
「社会化」の重要性
犬の性格形成には、幼い頃の生活環境が大きく影響します。
特に、生後4週齢から13週齢の「社会化期」はとても重要で、この時期に、視覚・聴覚・嗅覚・触覚に様々な刺激を受けることで、適応能力のある犬に成長すると言われています。そのため、飼い主さまが積極的に犬や人社会の社会性を身につけられるようにしてあげる必要があるのです。
生活していくうえでの様々な刺激は、慣れていないと恐怖や不安、緊張などのストレスへとつながり、吠えや咬み付きといった問題行動へと発展していく場合もあります。お互いが快適な生活をするためにも、意識的に「社会化」をすることは、とても重要です。
★人に慣れること ★犬に慣れること ★環境に慣れること
この3つをコンセプトに感受性の豊かな時期に無理はせず、少しでも多くの経験を与えるお手伝いをしていきたいと思っております。
パピーセミナー
生後6ヶ月以内の感受性豊かな時期に、人や犬に好意的な行動をとれるように、楽しく遊びながら社会性を身につけてもらう場です。 他の犬と一緒に遊ぶ中で犬同士のコミュニケーションを学び、人との触れ合いや、初めての音・場所にも上手になじめるように様々な刺激にならしていきます。
【レッスン内容】
・子犬同士で遊んで、犬とのコミュニケーションを学ぼう
・初めて出会う人にたくさんかわいがってもらい、人を好きになろう
・雑音や騒音、初めて聞く音などになれよう
・犬の本能、習性、犬の社会化期について学ぼう
・呼んだら、飼い主さんのところに戻ってくるようになろう
・スキンシップを大好きになろう(お手入れなどの練習も)
・意思疎通の仕方を学ぼう
・ハウスを大好きになろう ・・・・など
ご参加にあたって
■開催は定期的に行っております、日程や詳細は決まり次第ホームページのお知らせ欄または、インスタグラムにて
告知いたします。
■注意事項
- 完全予約制となりますので、事前に病院までご予約をお願いいたします。
- 他院で混合ワクチンを打たれている方は、お手数ですが当日ワクチン証明書をお持ちください。
- 当日ワンちゃんの体調などで気になる点がございましたら、必ず事前に病院までご連絡ください。
- ワンちゃんと触れ合いますので、当日は動きやすい格好でお越しください。